全寮制特化講習(以下、当講習)については現在、休止とさせていただいております。下記は、当講習についての弊社の考えをご説明しております。
よろしければご一読くださいましたら幸いです。
田村装備開発「TTC訓練塾」の開講について
弊社は、平成20年から、危険な犯罪や事故現場で日夜懸命に活動している警察官、自衛官、消防官などの方々を主に、特殊技能訓練の指導講習を行うとともに、活動に必要な装備資器材の開発を行ってまいりました。しかし、最近の諸情勢の中で、あまり前例のなかった「公共の場所における無差別殺人、ストーカー殺人、人質立て籠もり事件をはじめ、東日本大震災や巨大台風による大災害などの自然災害」が発生しております。
そこでこれらの現場で人命救助、犯人逮捕などに活動する関係者は、殉職や受傷事故を防止しながら、より迅速・的確な現場活動を推進する為の現場活動のイノベーションを図る必要に迫られております。
これらのニーズに応えて、このたび弊社では平成25年4月から「TTC訓練塾」を開設する運びとなりました。受講される方が充実した訓練を受けられるように、宿泊寮を設け(個室、風呂、トイレ、冷暖房を完備)屋内大訓練場、講義室、道場も備えております。これらは、現場活動技術のブラッシュアップに加え、受講者が「揺るぎない強固、かつ柔軟な精神」をも修養し、社会人として人間性の涵養にも役立てて頂くためのものであります。そのため専門分野の知識者も講師として招聘し、
- ※ 基礎体力の錬成
- ※ 規律、礼式の基礎
- ※ 社会倫理の教養
- ※ 法律・歴史・経済
- ※ 協調と連帯の意義
- ※ 衛生管理
- ※ 犯罪者心理
- ※ 情報プロセス
等の教養科目をカリキュラムに取り入れました。
このことは、旧制高等学校において素晴らしい効果を上げた全寮制での「切磋琢磨、共助、協力、連帯、意見交換」などを模範としており、厳しい現場で活動する者は、人間として、社会人としてより幅広く教養を身に付ける事が肝要であると考えるからであります。弊社の講習・訓練は、あらゆる事件・事故・災害などを想定しており、受講される方にとっては、肉体的にも精神的にも厳しい内容ではありますが「殉職事案や受傷事故を防いで、迅速かつ的確な現場活動を行う」ことに資するものであり、必ず皆様の職務に役立つものと考えております。
そして、訓練・講習を修了された方は「いかなる厳しい現場においても自信と誇りをもって、冷静に任務遂行できるもの」と確信しております。
どうか、警察官、自衛官、消防官等を目指す方や、平素各地域において施設、交通誘導、現金輸送、身辺警護などの警備業務にご尽力されている皆様、又は一般の方で自己防衛能力・忍耐力の向上・その他を求められる方のために、国内最高レベルの危機対応技術を提供致しますので、是非ご活用下さい。
弊社では、『恕』の精神を最も大切なものと考えます。 私たちは、ともすれば忘れがちな、先祖を敬う気持ち、親に孝養を尽くす気持ち、友や世間・故郷・国、それぞれ を思い感謝する気持ちを、絶えず忘れることのない人間の育成のお手伝いができればと考えます。 私たちは、『恕』の心を基本理念として、受講生の皆さんと共に、その様に努力しながら歩めたらと考えます。
権利を守るための主張は、当然認められるべきです。 しかし、近時の日本ではややもすれば、権利の主張が前面に出すぎて、相手の立場を思いやることに欠ける、あ るいは、義務の履行がやや疎かになりがちな面も多く見受けられます。 これは、私たち日本人が古来より育んできた「恥の文化」が忘れられつつあるせいかもしれません。 ただ、いくら『恕』の精神をもって行動しようとしても、基本になるものが備わっていなければ、掛け声倒れになって終 いかねません。 そのためには、精神的にも、肉体的にも、あるいは、ある程度の知識や技能・教養や、しっかりとした価値観を身 に付け、己に自信を持つ事が重要です。 己に自信が付けば、広い心で人を思いやり、許す事も出来るようになることでしょう。 知識・技能・体力はある程度の講習と訓練でなんとかなると思います。 しかし、私たちは、決して戦闘のみに特化した人間の育成は目指しておりません。そこには『恕』の心、すなわち、 人を広い心で許し思いやる気持ちと、一切を包容して己を進歩向上させる精神の修養が是非にも必要と考えま す。
私たちは、最高レベルの戦術や戦闘技術・護身術等を身に付けた人間の育成を目指すだけでなく、誰もが認め る品格を備えた人間になれるよう、皆さんと共に頑張り、私たちも共に成長したいと考えています。 厳しい訓練と規律ある寮生活を経験されれば、どのような職場でも引けを取らない戦術・戦闘技能・忍耐力・人 間性を身に付けることができるはずです。 しかし、くどいようですが、私たちが目指すものは第一に人間の修養であり、その後に自然と技能が付いてくると考 えます。戦闘技術や、格闘技術だけを身に付けた未熟人間の育成は決して目指しません。 そのような考えを基本とし、全寮制の中で受講生の皆さんが、互いを人生の師として自らの品格を更に高める為、 切磋琢磨して頂ければと考えます。 寮生活の中での凡その規則は私たちが作りますが、それ以外は寮生同士が話し合いの中で決めてほしいと考え ています。 寮生には、原則一人1室での生活を予定していますが、複数人での寮生活も体験して頂くため、同室での生活 の時間も考えています。私たちやお子様に、一年の時間を与えて下されば、公務員に限らず、どの職場でも通 用する精神力と辛抱強さを備えた規律正しく品格のある人たちを育てることが出来ると思っています。
当講座は、現在休止しております。
下記のお申込みについても受付しておりません。